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松濤館流、武道空手とは

 

 松濤館流空手には二種類の「形」があり、一つは「見せる(演ずる)形=表演形」であり、もう一つは「見せない(行ずる)形=臨闘形」であります。

 

 現在、一般に競技用としているのは「表演形」であり、「体操形」とも言われるものです。

 

 晩年、私の師であります久保田紹山の綜師、空手界の中祖、富名腰義珍(ふなこしぎちん)師が「空手二十箇条」を書かれ「空手観」を率直に宣言され「裏の形」臨闘形の存在を開示したのをきっかけに、柳生新陰流の剣の理合を取り入れ「総合武術」として武道空手を完成させたのが、先の久保田紹山先生であります。